マイクロブタは、その愛らしい見た目と小さな体が魅力的なペットですが、毛に関しては意外と知られていないことが多いです。
犬や猫ほど毛が抜けないため、掃除の手間が少なく、アレルギーの心配も比較的少ないとされています。
しかし、換毛期には多少の毛が抜けることがあり、毛の質感やお手入れ方法も独特です。

この記事では、マイクロブタの毛の基本的な特徴から、換毛期の影響、触り心地やお手入れのコツまで詳しく解説します。
マイクロブタってどんなブタ?
マイクロブタとは、一般的な豚よりも小型のペット用のブタのことを指します。
特にイギリスやアメリカではペットとしての人気が高まり、日本でも徐々に注目されるようになりました。

マイクロブタは、体長40〜70cm、体重20〜40kg程度に成長します。
通常の家畜用の豚は100kgを超えることが多いため、それと比較するとかなり小柄です。
しかし、「マイクロブタ」と呼ばれる個体の中にも大きく成長するものもおり、飼育環境や遺伝によって大きさは変わります。
また、マイクロブタは知能が高く、犬や猫のようにしつけをすることも可能です。
名前を呼ぶと反応したり、簡単なトリックを覚えたりすることもできます。
さらに、非常に社交的な動物で、人懐っこく愛らしい性格を持っています。
マイクロブタの毛の特徴

マイクロブタの毛は短く、硬めの手触りが特徴です。
犬や猫のようなフワフワした毛ではなく、しっかりとした質感を持っています。
毛色には個体差があり、白・黒・茶色・ブチ模様など、さまざまなバリエーションがあります。
また、季節によって毛の状態が変化することもあり、夏は比較的薄く、冬になるとやや密度が増して寒さに対応する個体もいます。
しかし、豚は基本的に寒さに弱い動物なので、冬場は防寒対策が必要です。
マイクロブタの毛を実際に触ってみると、思った以上にゴワゴワでした。

触る前はブタは、ツルツルのイメージだったので結構びっくりしました笑
特に成長した個体ほど毛が硬くなりやすいです。
しかし、定期的にブラッシングをしてあげることで、清潔に保つことができます。
子ブタのうちは比較的柔らかめの毛を持っていますが、成長とともにしっかりとした毛質になっていきます。
豚は犬や猫よりも体温が高めで、撫でていてとっても気持ちいです。
マイクロブタの毛の色のバリエーション
マイクロブタの毛色は、個体によって異なります。主に以下のようなバリエーションがあります。
ピンク:皮膚が透けて見えやすく、毛自体はほとんど目立たない。
白色:全身が明るい色で統一されていることが多い。
黒色:全体が黒いタイプと、黒い斑点があるタイプがいる。
まだら模様:ピンク×黒や白×黒など、まだら模様を持つ個体。
毛色の違いによって、見た目の印象が変わるだけでなく、日光の影響を受けやすいかどうかも異なります。
特にピンク系の個体は皮膚がデリケートなため、日焼け対策が必要です。
マイクロブタの毛って抜けるの?

マイクロブタは犬や猫のように頻繁に毛が抜ける動物ではありません。
家で飼うことを考える人々にとっては大きなメリットですよね。
抜けない理由は、マイクロブタの毛が短く、密度も狭いことです。
毛が抜けにくいだけでなく、毛の絡まりも少なく、衛生面でもメリットがあります。
もちろん、抜け毛が全くないわけではありませんが、他の動物に比べれば抜け毛の量はかなり控えめです。
ただし、季節の変わり目や体調によっては毛が抜けることがあります。
特に春や秋の換毛期には、少しずつ毛が抜け落ちることがあります。
マイクロブタの毛と換毛期

マイクロブタにも換毛期があり、季節の変わり目に毛が大量に抜けることがあります。
特に、春から夏、秋から冬にかけて毛の生え変わりが起こり、冬に向けて毛が少し厚くなり、夏に向けて薄くなります。
換毛期中は、普段あまり抜けない毛がかなり多めに抜けることがありますが、心配することではありません。
換毛期に毛が抜けるのは自然なことで、毛が新しく生え変わる準備段階です。
これは自然な現象であり、適切にケアをすれば問題ありません。
ですが、換毛期ではないのに、毛が以上に抜けることがあれば問題があるかもしれません。
ストレスが原因で抜け毛が増える?

マイクロブタは環境の変化に敏感で、ストレスを感じると抜け毛が増えることがあります。
特に、飼い主が長期間家を空ける、生活環境が大きく変わる、新しい動物と同居を始めるなどの要因によって、ストレスを受けやすくなります。
また、過度な騒音や急激な気温の変化も、マイクロブタにとってストレスとなり、結果として毛が抜けやすくなることがあります。
ストレスを軽減するためには、安心できる環境を整え、適度なスキンシップを取ることが重要です。
特に、新しい環境に慣れるまでの期間は、落ち着けるスペースを確保し、できるだけストレス要因を減らすようにしましょう。
マイクロブタの毛のお手入れ
普段の時と換毛期で抜ける毛の量が違いすぎるので、分けて解説します!
普段の毛のお手入れ
マイクロブタの毛は比較的短く、犬や猫のように頻繁にトリミングする必要はありませんが、定期的なお手入れをすることで健康的な毛並みを保つことができます。

普段のお手入れで重要なのはブラッシングです。
これは絶対にやってほしいです!!
ブラッシングを行うことで、抜け毛やフケを取り除き、皮膚病の予防にもつながります。
毛があまり抜けないときは、ブラッシングは週に1~2回程度が理想的で、柔らかいブラシを使用することで皮膚への負担を減らせます。
さらに、マイクロブタとのスキンシップの時間を増やすことができるので、飼い主さんにとっても嬉しい時間です。

シャンプーは基本的に1か月に1回程度が適切です。
低刺激のペット用シャンプーを使い、ぬるま湯で優しく洗いましょう。
洗った後は、湿った状態が続かないようにしっかり乾かすことが大切です。
特に足やお腹など汚れやすい部分は、濡れタオルで拭いて清潔を保つように心がけましょう。
換毛期のお手入れ

換毛期には、普段よりもかなり多くの毛が抜けることがあります。
この時期には、ブラッシングの頻度を増やすことで抜け毛やフケをしっかり取り除き、皮膚病を予防することができます。
特に換毛期は毛が抜けやすいため、毎日のブラッシングが重要になります。
皮膚が乾燥しやすくなる時期でもあるため、乾燥対策として保湿ケアも必要です。
ペット用の保湿スプレーやオイルを薄く塗ると、乾燥を防げます。
換毛期は皮膚や毛に負担がかかるため、こまめにチェックを行い、異常がないか確認することが大切です。
特に皮膚に赤みやかゆみが見られる場合は、早めに対処しましょう。
その辺に毛が散らばりまくるのでコロコロは必須です!!!
また、服にもバンバン付くのでそれが嫌な方は、毛がつきにくくなる洗剤などを使いましょう!
私のおすすめを載せておきます。
もうペットの抜け毛で悩まない!! 洗うたびペットの抜け毛がつきにくくなる <衣類用液体洗剤>『リモサボン』
マイクロブタの毛を剃ってもいいの?

マイクロブタの毛を剃ることは基本的には避けた方が良いとされています。
以下の理由から、毛を剃ることにはいくつかのリスクが伴います。
1. 皮膚を守る役割

マイクロブタの毛は、皮膚を守る重要な役割を担っています。
毛は紫外線や外部の刺激から皮膚を保護し、日焼けや外的な傷害を防ぎます。
毛を剃ると、皮膚が直に外部にさらされ、紫外線や風、埃などから守られなくなります。
特に、日差しの強い日や乾燥した環境では、皮膚が日焼けや炎症を引き起こしやすくなり、長期的には皮膚の健康に悪影響を与える可能性があります。
また、毛は皮膚の保護だけでなく、皮膚の湿度や温度を調節する機能も持っています。
毛があることで、湿気や寒さから皮膚を守る役割も果たしています。
毛を剃ることは、この自然な保護機能を失うことにつながり、皮膚が乾燥しやすくなることや、湿気や寒さから守れなくなることが考えられます。
2. 体温調節の機能
マイクロブタは体温調節を毛で行っている部分が大きいため、毛を剃ることによって体温調節がうまくできなくなる可能性があります。
特に、気温が高いときや湿度が高い環境では、毛が皮膚を守って体温が上がりすぎないようにしています。
毛を剃ると、直射日光を受けやすくなり、体温が急激に上昇するリスクがあります。
逆に、寒い季節には毛が体温を保つ役割を果たしており、毛を剃ることで体温が下がりやすくなります。
特に寒冷地や温度が急激に変動する環境では、毛を剃ることで体調を崩しやすくなります。
マイクロブタの毛は汚い?

マイクロブタの毛は基本的には汚くないです!!
マイクロブタは、自己清潔感が高いため、犬や猫のように特別に汚れや臭いがたまりやすいわけではありません。

また、毛が短いため、汚れが毛に入り込むことも少なく、毛が絡まったり、汚れが蓄積したりしにくいです。
ただし、泥や食べ物が毛についてしまうことはありますが、これは普通のことです。
特に泥遊びや外で遊ぶことが好きな場合、足元やお腹部分が汚れることがあります。
このような汚れは、簡単にぬるま湯や濡れタオルで拭くことで取り除くことができます。
汚れやすい部位
マイクロブタの毛の中でも、特に足やお腹の部分は汚れやすいです。
泥や草、砂などが付着しやすいので、遊んだ後や外で過ごした後は、これらの部分を拭いて清潔に保つことが重要です。
足を拭くことにより、足の裏の汚れを防ぎ、衛生的に保つことができます。
また、お腹の部分も食事の際に汚れることがあるので、食後にはタオルで軽く拭いてあげると良いでしょう。
まとめ
マイクロブタは、抜け毛が少なく飼いやすいペットです。
毛は短く密度が低いため、他のペットに比べて抜け毛の心配が少なく、室内でも掃除が楽です。
ただし、換毛期には毛が抜けることがありますが、これは自然な現象で心配はありません。
この時期のケアとして、軽いブラッシングを行い、毛の健康を保ちましょう。
また、マイクロブタの毛は硬めでしっかりしており、湿気にも強いです。
お手入れは簡単で、毎日のブラッシングや優しいシャンプーを使うことが大切です。
健康的な毛を維持することで、マイクロブタは快適に過ごせ、飼い主との絆も深まります。
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