「ステップレミングって人になつくの？」
「SNSでかわいい動画を見たけど、実際はどうなの？」
「小動物を飼いたいけど、触れ合いを楽しめるペットがいい」
そんな疑問や希望をお持ちの方に向けて、この記事ではステップレミングは本当になつくのか？というテーマを中心に、性格や習性、信頼関係の築き方、飼育時の注意点まで詳しく解説します。
「ステップレミングってなつくの？」と気になっている方が、飼い始める前に知っておきたい正しい知識をわかりやすくまとめました。
✔ステップレミングは、ネズミに似た小型の齧歯類。
✔ ステップレミングは臆病だけど、ちゃんとなつく！
✔ 信頼関係を築くには根気と優しさがカギ
✔ なつかせるための環境づくりと接し方が重要
✔ なついた後の変化や注意点もしっかり理解しよう
ステップレミングはなつくの？ 臭い？
・ステップレミングの性格は？
・ステップレミングの大きさ
・ステップレミングの寿命は？
・ステップレミングの餌
・ステップレミングはなつく？
・ステップレミングは多頭飼いしてもいい？
・ステップレミングは噛む？
・ステップレミングは臭い？
・ステップレミングに最適な気温
・ステップレミングの飼育に必要なもの
ステップレミングってどんな生き物？
ステップレミングは、ネズミに似た小型の齧歯類で、主にユーラシアの草原地帯に広く分布しています。
乾燥したステップ地帯や半砂漠など、厳しい環境下でも生き抜ける強い生命力を持っており、寒暖差の激しい地域にも適応しています。
自然界では地下に巣を作って集団で生活し、夜行性であるため昼間はあまり活動しません。
飼育下でも、日中は巣箱で寝ていることが多く、夕方以降に活発になります。
丸くてふわふわした体、短くて可愛らしいしっぽ、つぶらな瞳が魅力で、日本ではエキゾチックアニマルとして近年人気が高まっています。
特にその小ささとユニークな動きから、「見ているだけで癒される」と話題になり、SNSなどでも注目されています。
性格が穏やかで比較的お世話もしやすいため、初心者にも飼いやすいペットとして評価されています。
カラーバリエーションや個体ごとの性格の違いもあり、自分に合った子を見つける楽しみもあります。
ステップレミングの性格は？
基本的にはおとなしく、臆病な性格をしています。
初めての環境や大きな音、人の動きに対して敏感に反応しやすく、ストレスを感じやすい傾向があります。
そのため、飼育初期は静かで落ち着いた環境を整え、ゆっくりと慣らしていくことが重要です。
人間に対して警戒心を持つのは自然なことですが、優しく接し、日々のルーチンを通して安心感を与えることで、徐々に信頼を得ることができます。
ただし、個体差も大きく、中には積極的に人間に寄ってきたり、手の上でくつろぐような人懐っこい子もいます。
飼育者の接し方次第で、警戒心の強い子も心を開いてくれることが多いため、根気よく優しく接することが成功の鍵です。
性格の違いを理解し、それぞれの個体に合ったペースで接することが、よりよい関係づくりにつながります。
ステップレミングの大きさ
体長は約7〜12cm、体重は30〜50gほどと、非常にコンパクトなサイズです。
手のひらにすっぽりと収まるほどの小ささで、スペースを取らずに飼えるため、アパートやマンション暮らしの方にも人気があります。
ケージも小型で済むため、省スペースでの飼育が可能です。
また、小型ながらも活発に動き回るため、見ていて飽きることがありません。
ステップレミングは好奇心旺盛で、ケージ内のレイアウトやおもちゃに興味を示します。
小さな回し車やトンネルなどを設置すると、元気いっぱいに遊ぶ姿を楽しむことができ、観察するのが楽しい動物です。
子どもから大人まで幅広い年齢層に愛される存在といえるでしょう。
ステップレミングの寿命は？
平均寿命は1.5年〜2年ほどと、小動物の中でもやや短めです。
しかし、短い命だからこそ、毎日のふれあいやケアがとても大切になります。
ステップレミングにとって、ストレスは寿命を縮める大きな原因となるため、飼育環境の見直しやスキンシップの質が重要です。
寿命を少しでも延ばすためには、ストレスの少ない飼育環境と、栄養バランスの取れた食事、適切な温度管理が不可欠です。
また、体調の変化に敏感に気づけるように、日頃から行動パターンを観察することも忘れてはいけません。
飼い主との信頼関係を築くことで、より充実した日々を送らせてあげることができ、ペットとしての喜びを一層感じることができるでしょう。
ステップレミングの餌
主食はペレットや乾草、野菜などの植物性の食品が中心になります。
市販の小動物用ペレットは栄養バランスが整っているため、基本の食事としてとても便利です。
乾草は歯の健康維持にも役立ち、常に与えておくのが理想的です。
野菜は小松菜やにんじん、チンゲン菜、キャベツなどが適していますが、水分が多すぎるものや刺激の強い野菜は避けましょう。
また、時折タンパク源としてミルワームやボイルした卵の白身などを与えることもあります。
タンパク質は成長期や繁殖期の栄養補給に役立ちますが、与えすぎには注意が必要です。
さらに、おやつとしてヒマワリの種やドライフルーツを少量与えると、トレーニングや信頼関係の構築にも役立ちます。
常に新鮮な水も忘れずに用意し、食器や給水ボトルは清潔に保ちましょう。
バランスの取れた食事で、健康で長生きできる環境を整えてあげてください。
ステップレミングはなつく？
はい、適切に接すればステップレミングはなつきます。
特に幼い頃から飼い始めた場合、飼い主の声や匂いを覚え、手に乗る、餌を受け取る、ケージ越しに近づいてくるといった行動を見せるようになります。
なつかせるには、焦らずじっくりと信頼関係を築くことが重要で、無理に抱っこしたり追いかけたりすると、かえって逆効果になります。
日々のコミュニケーションやおやつを使った訓練、落ち着いた声かけなどが効果的です。
また、活動時間である夕方以降に接することで、より積極的な反応を得られることもあります。
個体差はありますが、根気よく接すれば、多くのステップレミングは飼い主に心を開いてくれます。その過程を楽しむことも飼育の醍醐味です。
よく聞かれるので！
この子はステップレミングといいます！人懐っこくて名前呼んだら「プププ」言いながら近寄ってくるし手出したら乗ってきます！※個体によるが！
仕事で他個体のお世話もしたことあるけど懐っこい子が多いです。草食動物で匂いもほぼゼロ、ハムケージで飼えるのでおすすめです♡ pic.twitter.com/0bDKqaha7n
— さくらだもん (@sakura___damon) January 7, 2025
ステップレミングは多頭飼いしてもいい？
基本的には単独飼育が推奨されます。
ステップレミングは縄張り意識が強く、同居させると喧嘩になる可能性が高いため、複数飼育は初心者にはあまり向いていません。
特にオス同士は争いが激しくなることが多く、最悪の場合命に関わることもあるため注意が必要です。
どうしても多頭飼いしたい場合は、兄弟や親子などの相性の良いペアを選び、十分なスペースを確保し、複数の隠れ家や給餌スペースを用意することが重要です。
また、定期的に様子を観察し、ストレスや攻撃行動が見られた場合はすぐに別々のケージに分けるようにしましょう。
多頭飼育には手間がかかりますが、成功すれば互いに刺激し合いながら充実した生活を送ることも可能です。
ステップレミングは噛む？
ステップレミングは、怖がったり、驚いたときに噛むことがあります。
特にまだ慣れていない時期や、突然触られたときには防衛本能で噛むことがあるため、無理に触ろうとしないようにしましょう。
噛むことで自己防衛をしているだけで、攻撃的な動物ではありません。
徐々に慣れさせていくことで噛み癖は軽減されます。
まずは手の匂いを覚えさせ、餌を与えるなどして「安心できる存在」と認識させることが大切です。
また、ケージ掃除や餌やりの際にも静かにゆっくりと動くことで、驚かせずに済みます。
安心感を与え、ステップレミングにストレスを感じさせないようにすることが、噛まれないための最も効果的な方法です。
ステップレミングは臭い？
比較的臭いは少ない動物とされていますが、飼育環境によっては気になることもあります。
特にケージ内の清掃を怠ると、尿やフンのアンモニア臭が強くなり、飼い主や家族にとって不快に感じられることがあります。
尿は床材に染み込みやすいため、定期的な床材の交換や拭き掃除が必要です。
また、餌の食べ残しや湿気も臭いの原因になるため、餌入れの清掃も怠らないようにしましょう。
さらに、夏場は温度や湿度が高くなることで臭いがこもりやすくなります。
換気を意識したケージの設置や、脱臭効果のある床材の使用、活性炭フィルター付きの空気清浄機の活用なども臭い対策に効果的です。
においが少ないと言われるステップレミングでも、日常的な衛生管理がしっかりしていないと悪臭の原因となるため、こまめな清掃とケアを心がけましょう。
ステップレミングに最適な気温
ステップレミングにとっての快適な室温は23〜27℃が理想的です。
寒さや暑さにとても敏感な動物であるため、気温の変化には注意が必要です。
特に冬場の寒冷や、夏場の高温多湿は体調不良を引き起こす原因となります。
室温が20℃を下回るときには、小動物用のヒーターやパネルヒーターを設置して保温することが大切です。
逆に、30℃を超えるような暑い季節には、エアコンを使って温度を下げたり、直射日光の当たらない場所にケージを置いたりする工夫が必要です。
また、温湿度計を使って常に室内の環境を把握することも重要です。
気温だけでなく、湿度も管理することで、より快適で健康的な飼育環境を保つことができます。
ステップレミングの飼育に必要なもの
・給水ボトル（清潔を保つために定期的に洗浄）
・回し車・隠れ家（静音タイプ推奨、サイズは体格に合ったもの）
上記の必須のものが全て揃っているのがこちらのケージになります。
・温湿度計（常に快適な環境を保つための管理ツール）
・ヒーター（冬季の温度調整に便利）
・床材（ウッドチップなど、吸湿性の高いものがおすすめ）
ステップレミングがなつくためのコツ6選
・手乗り練習の始め方と注意点
・好物のおやつで信頼関係を築く方法
・触れ合い時間の最適な長さとは？
・安心できる環境作りのためのレイアウト術
・なついた後の変化と注意すべき行動
・ステップレミングはなつく？臭い？ まとめ
声をかけるタイミングとトーンのコツ
朝や夜の活動時間帯に、優しい声で話しかけると警戒心を和らげることができます。
特にエサをあげる前や掃除のときなど、日常的に声をかける習慣をつけることで、飼い主の存在が「安心できるもの」として認識されやすくなります。
声のトーンは高すぎない落ち着いた声がベストで、なるべく一定の調子で話しかけることがポイントです。
繰り返し名前を呼んだり、「おはよう」などの簡単な言葉を使うことで、徐々に反応を示すようになることもあります。
手乗り練習の始め方と注意点
まずは手の匂いを覚えてもらうことからスタートしましょう。
ケージ内に手をそっと入れて、匂いを嗅がせるだけの時間をしばらく設けると、ステップレミングも安心します。
焦らずに、エサを手に乗せて誘導し、少しずつ触れ合いの時間を増やしていくのが理想的です。
日によって警戒心が強い日もあるので、その日の様子をよく観察して無理に捕まえないことが大切です。
慣れてくると、自分から手のひらに乗ってくるようになります。
好物のおやつで信頼関係を築く方法
ヒマワリの種やドライフルーツなど、特別なおやつを与えることで「この人＝いいことがある」と認識させられます。
毎日のエサとは別に、ご褒美として与えるのが効果的です。手のひらにおやつを置いて待っていると、徐々に自ら近づいてきて食べるようになります。
最初は距離を置いていても、繰り返し与えることで信頼が深まっていきます。
ただし、与えすぎは肥満や健康トラブルの原因になるので、1日に1〜2粒程度を目安にすると安心です。
触れ合い時間の最適な長さとは？
1回あたり5〜10分程度を目安にしましょう。
短時間でも毎日継続することで、徐々に慣れてきます。
長すぎる触れ合いはかえってストレスになることもあるため、様子を見ながら調整しましょう。
触れ合いは、できるだけ静かな環境で行い、飼い主が落ち着いていることが大切です。
触れ合い後におやつを与えることで「触れ合い＝楽しいこと」と学習してもらうのも効果的な方法です。
安心できる環境作りのためのレイアウト術
隠れ家やトンネルを設置し、安心できるスペースを確保しましょう。
ステップレミングは臆病な性格のため、自分の身を隠せる場所があると精神的に落ち着きやすくなります。
巣箱や木製ハウス、布製のポーチなどを複数設置することで、安心して過ごせる選択肢が広がります。
さらに、ケージのレイアウトには動きやすさや安全性も配慮が必要です。
床材には柔らかく吸湿性のある素材を使い、滑りにくくしておくと足腰への負担を減らすことができます。
ケージは人通りの少ない静かな場所に置き、日中は自然光が入る程度の明るさを確保しつつ、直射日光を避けるようにしましょう。
周囲の音や振動もできるだけ少なくすることで、ストレスの軽減につながります。
なついた後の変化と注意すべき行動
なついてくると、手に寄ってきたり、呼ぶと反応したりするようになります。
飼い主の気配を感じて自ら近づいてきたり、名前を覚えて反応を示す子もいます。
手のひらで落ち着いてくつろいだり、エサを直接受け取るようになることも、なついてきた証です。
ただし、ステップレミングは繊細な動物なので、ストレスや体調不良で急に距離を取ることもあります。
普段より隠れたまま出てこない、触れようとすると嫌がる、エサを食べる量が減るといった変化には敏感になりましょう。
なついたからといって過度に触れ合いすぎると逆効果になる場合もあるので、信頼関係を維持するためにはその子のペースを大切にすることが重要です。
ステップレミングはなつく？臭い？ まとめ
ステップレミングは臆病で繊細な一面を持つ一方で、時間と手間をかけて丁寧に接することで、人に心を開き、なつくようになる動物です。
飼い主の声や匂いを覚え、徐々に手に乗ったり、呼びかけに反応したりする様子を見ることができるのは、大きな喜びです。
ただし、なつくまでには個体差があり、一朝一夕ではいかないことが多いです。
焦らず、日々のコミュニケーションや安心できる環境づくり、おやつを活用した信頼関係の構築など、ステップレミングの気持ちを尊重しながら接していくことが大切です。
なついてくれたときの喜びは格別で、飼い主との絆を深めるかけがえのない時間となります。
ステップレミングとの信頼関係を少しずつ築いていく過程こそが、飼育の魅力であり、愛情を注ぐ価値のある体験になるでしょう。
小動物の関連記事はこちらから！！
コメント