こんにちは、私はアカハライモリを10年以上飼育してきた経験を持つペット愛好家です。
アカハライモリはその美しい赤い腹部と比較的簡単な飼育方法から、多くの人に愛されている両生類です。
しかし、飼育していると「餌を食べない」という問題に直面することがあります。

この記事では、私の長年の経験を基に、アカハライモリが餌を食べない原因とその解決策について詳しく解説します。
アカハライモリの基本情報
アカハライモリは、日本固有の種で、本州、四国、九州に分布しています。
体長は10~20cmほどで、背面は暗褐色、腹部は鮮やかな赤色をしています。
水辺に生息し、幼生期は水中で過ごし、成体になると陸上でも生活します。
アカハライモリはその美しい外見と比較的簡単な飼育方法から、ペットとして人気がありますが、飼育にはいくつかの注意点があります。
飼育環境
アカハライモリを飼育するためには、以下のような環境を整える必要があります。

最低でも、60cm以上の水槽を用意し、水深は10~15cm程度にします。
水温は20〜26℃が適温で、夏場はクーラー、冬場はヒーターを使用して温度管理をします。
水槽内には流木や水草を入れて隠れ家を作り、定期的に水換えを行い、清潔な環境を保ちます。
また、アカハライモリは水質の悪化に敏感なので、フィルターを使用して水質を清潔に保つことが重要です。
それでは、さっそく本題に入っていきます。
アカハライモリが餌を食べない原因
アカハライモリは思ったよりも環境の変化などに敏感で、飼育に苦労することもあります。
特に餌を食べなくなったら、本当に心配ですよね。
以下は、私の経験に基づくアカハライモリが餌を食べない主な原因です。
環境ストレス

アカハライモリは環境の変化に敏感です。
新しい環境に慣れるまでに時間がかかることがあり、その間は餌を食べないことがあります。
環境ストレスを軽減するためには、水槽内に隠れ家を増やし、落ち着ける環境を作ることが重要です。
環境ストレスが軽減されれば、アカハライモリは徐々に餌を食べるようになるでしょう。
我が家で飼っていたアカハライモリも、飼い始めた頃は今まで住んでいた環境とは変わっているので餌の食いつきが悪い時や、脱走を試みるときがありました。
でも、正しい環境で飼っていればだんだん慣れて餌を食べてくれるようになるので飼い初めの拒食はそこまで重視しなくても大丈夫です。
脱走されてしまうのが1番の大きな問題なのでそこは徹底的に管理しましょう。
脱走の防止はこちらを参考にしてください。

水温の変化
アカハライモリは水温の変化に敏感です。

急激な水温変化があると、餌を食べなくなることがあります。
水温管理にはヒーターやクーラーを使用し、水温を一定に保つことが大切です。
水温計を使用して常に水温を監視し、適温を維持するように心がけましょう。
水温が急激に変化すると、アカハライモリはストレスを感じ、餌を食べなくなることがあります。
一度、水換えの際に水温を合わせる工程を忘れてしまったことがあり、びっくりするほど餌を食べなくなったことがありました。
また、冬にヒーターの電源が切れていたことがあり、餌への反応が悪くなったことがあるので水温はとても大事であることがはっきりしました。
夏に水温が上がりすぎてしまう場合も注意してください。
餌があってない

アカハライモリは生き餌を好みますが、餌の種類や与え方によっては食べないことがあります。
もちろん、人間と同じように好き嫌いもあります。
アカハライモリの好む餌(イトミミズ、赤虫など)を試し、ピンセットで餌をつまんで目の前で動かすなど、興味を引くように与えることが効果的です。
また、餌の種類を変えることで、アカハライモリの食欲を刺激することができます。
例えば、イトミミズを与えていた場合、赤虫に変えてみることで、餌を食べるようになることがあります。
私の飼っていたアカハライモリは圧倒的に生き餌が好きでした。
イトミミズを与えるとすごい勢いで食べてました!
また、冷凍赤虫も大好きでした!!
冷凍庫にパッケージのまま入れといて、そのままあげるだけだったので楽だしまあまあ安いし最高でした。
自分の飼っているアカハライモリの好物を発見してください!
ウーパールーパー用ですが、これもよく食べていました。
体調不良

当たり前ですが、アカハライモリが体調不良になると、餌を食べなくなることがあります。
餌を食べなくなった時には、体に異常がないか、行動に変化がないかをよく観察しましょう。
体調不良の原因としては、水質の悪化、温度管理の不備、餌の不適切な与え方などが考えられます。
また、小さなスペースでたくさん飼っていたりするとストレスが溜まることがあるので何匹飼っているかによって、水槽の大きさも考えなければいけません。
アカハライモリに最適な水槽についてはこちらを参考にしてください。

アカハライモリの健康状態を常に監視し、早期に問題を発見することが大切です。
繁殖期の影響

また、繁殖期になると、アカハライモリは餌を食べなくなることがあります。
特にオスは繁殖行動に集中するため、餌を食べないことが多いです。
繁殖期であることを理解し、無理に餌を与えずに見守ることが大切です。
また、繁殖期に適した環境を整え、ストレスを軽減することも重要です。
繁殖期が終われば、アカハライモリは再び餌を食べるようになるでしょう。
餌を与える際に気を付けること
1番大切なのが水槽内に餌が残らないように食べ切れる量を与えることです。
食べ切れない量を与えて残してしまうと水質の悪化につながります。
水質が悪化すると餌への食いつきも悪くなるので、必ず食べ切れる量だけを与えるようにしましょう。
また、同じ時間に餌を与えることで、生活リズムを作ることができます。
同じ時間に餌を与えることで水槽を開けたら餌だ!とわかってこっちに寄ってきてくれますよ!!
これが本当に可愛いです!!

どうしても食べない時には、アカハライモリが興味を持つように、ピンセットで餌をつまんで目の前で動かすなどの工夫をすると効果的です。

これをすることによって食いしん坊が独り占めするなどの心配もなくなります。
アカハライモリが餌を食べない理由 まとめ
アカハライモリが餌を食べない原因は様々ですが、環境ストレス、水温の変化、餌の種類や与え方、病気や体調不良、繁殖期の影響などが考えられます。
これらの原因を理解し、適切な対策を講じることで、アカハライモリの健康を維持することができます。
アカハライモリの飼育は、適切な環境と餌の管理が鍵となります。
ぜひ、この記事を参考にして、アカハライモリの飼育を楽しんでください。
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