ジャックラッセルテリアは、愛らしい小さな体と活発な性格で、多くの人々を魅了しています。
しかし、その魅力的な外見に反して、実は飼うには大きな覚悟が必要な犬種でもあります。
「ジャックラッセルテリアを飼ってはいけない」と言われることがある理由は、その元気すぎる性格やしつけの難しさにあります。

今日は、記憶のない頃からジャックラッセルテリアと一緒に生活してきた私が、ジャックラッセルテリアを飼ってはいけないと言われる理由や、飼うための条件を詳しくご紹介します。
飼う前に知っておくべきことをしっかりと把握し、この犬種を迎えるための準備を整えてから決断することが重要です。
初心者が飼うのは難しいのか?
飼うのに向いている人、向いてない人
飼いたいと思ってる人へ
ジャックラッセルテリアってどんな犬?

ジャックラッセルテリアは、イギリス原産の小型犬で、元々はキツネ狩りなどの狩猟犬として使われていました。
体格は小さめですが、筋肉質でしっかりとした骨構造を持っています。
活発でエネルギッシュな性格が特徴で、遊ぶことや冒険が大好きです。
好奇心旺盛で、知らないものに対して興味を持ち、物事をすばやく学ぶことができます。
また、狩猟本能が強いため、小動物を追いかける習性があり、散歩中などには注意が必要です。
ジャックラッセルテリアは、日々の運動や刺激が欠かせない犬で、十分にエネルギーを発散させないと、問題行動を引き起こすことがあります。
そのため、活発な性格を活かした遊びやトレーニングが重要です。
また、吠えることが多いため、集合住宅での飼育には注意が必要ですが、愛情深く、飼い主と強い絆を築くことができる犬種です。
ジャックラッセルテリアの寿命

ジャックラッセルテリアの寿命は、一般的に約12〜15年ほどと言われています。
もちろん、個体差があるため、適切なケアや健康管理がなされていれば、それ以上長生きすることもあります。
運動や食事、定期的な健康チェックなど、飼い主がしっかりと管理することで、元気で健康な生活をサポートすることができます。
飼い主に聞いた!ジャックラッセルテリアを飼ってはいけないと思うか?

実際にジャックラッセルテリアを飼っている、または飼っていた飼い主に、ジャックラッセルテリアを飼ってはいけないと思うか? についてインスタグラムでアンケートを実施したところ、このような結果が出ました。
その結果がこちらになります!

83%の飼い主が「いいえ」と答えたのです。
つまり、大多数の飼い主はジャックラッセルテリアを飼って後悔していないということです。
実際に、いいえと答えてくれた中の何人かに、さらに詳しく理由を聞いてみました。
すると、こんな声が集まりました。
「かわいすぎるから!」
「ジャックラッセルテリアって、もう見た目が可愛すぎるんですよ!」と多くの飼い主が言っていました。
小さくて活発な姿、キラキラした目や、嬉しそうに尻尾を振る姿…その愛らしさに毎日癒されているんだとか。
どんなに元気すぎて大変な瞬間があっても、その可愛さにはどうしても勝てないと感じているようです。
飼い主にとって、元気いっぱいの姿もまた可愛らしくて、つい見守りたくなるんだそうです。
「懐けばめっちゃ甘えてくる」
「本当に懐いてくれるんですよね、ジャックラッセルテリアって!」という声も多数。
「愛情深くて、すごく甘えてくるところがたまらない」と感じている飼い主が多いようです。
遊んでいるときや、ただ寄り添ってくれる瞬間が最高に幸せだと言っていました。
元気すぎる部分もあるけれど、甘えん坊な一面に心が温かくなるんだそうです。
そんな姿を見ていると、どんなに忙しくても愛おしくて仕方なくなる、とのことです。
こういった理由から、ジャックラッセルテリアを飼っているほとんどの飼い主は、その可愛さや愛情深さに魅了され、「飼ってよかった」と感じているのでしょう。

83%の飼い主が「飼って良かった」と答えた一方で、少数派の17%の飼い主は「飼うべきではなかった」と感じているようです。
彼らが挙げた理由を聞いてみると、以下のような意見が多くありました。
運動量が多すぎて手に負えない
「ジャックラッセルテリアは本当にエネルギッシュで、毎日何時間も散歩しないといけません。
忙しい生活の中で、こんなに元気な犬に十分な運動をさせるのが本当に大変です。
体力的にも精神的にも負担が大きくて、運動不足で問題行動が増えるのが辛い」と感じた飼い主がいました。
元気すぎて手に負えなくなることが多く、運動をしっかりさせられないと、ストレスをため込んでしまうようです。

私の意見としては、飼ってはいけないとは全く思いません。
ただし、ジャックラッセルについて十分な知識を持ち、その元気についていく覚悟があるという前提が必要です。
それではなぜ一般的に、ジャックラッセルテリアを飼ってはいけないといわれているのでしょうか?
ジャックラッセルテリアを飼ってはいけないと言われる理由
1. 運動量が多すぎて手に追えない

ジャックラッセルテリアは、その小さな体に反して驚異的なエネルギーを持っています。
毎日、長時間の散歩や運動を必要とし、遊びの時間も欠かせません。
この犬種は非常に活動的で、室内でも外でも常に動き回っています。
その活発さゆえに、飼い主が忙しくて十分に時間を割けないと、犬自身がストレスを感じてしまい、破壊的な行動を引き起こすことがあります。
このエネルギーをしっかり発散させるためには、飼い主が物理的にも精神的にも充実したケアを提供する覚悟が求められます。
特に、日々の散歩やアクティブな遊びを取り入れないと、犬はストレスや退屈を感じ、家の中で不適切な行動を取ることが多くなります。
2. トラブルになりやすい
ジャックラッセルテリアは非常に強い狩猟本能を持っている犬種です。

もともと狩猟犬として使われていたため、小動物や鳥、猫などに対する追跡本能が強く、散歩中に突然走り出すことも多々あります。
この特性が原因で、飼い主が手綱をしっかりと握っていなければ、予期しない方向に犬が走り出してしまうことがあり、事故に繋がることもあります。
また、ジャックラッセルテリアは非常に警戒心が強く、特に知らない動物や人に対しては積極的に反応します。
これがトラブルを引き起こす原因となることがあり、特に都市部で飼う場合は、他の動物や歩行者との接触が避けられないため、注意が必要です。
3. 頑固でしつけが難しい
ジャックラッセルテリアは非常に独立心が強い犬種です。
自分の意志を持っており、指示を無視したり、自分のペースで行動することが多いため、しつけには時間と根気が必要です。
飼い主がしっかりとリーダーシップを取らなければ、しつけがうまくいかないことがあります。
また、ジャックラッセルテリアは知能が高いため、トレーニング中に飽きやすいという特性もあります。
同じトレーニングを繰り返すことに飽きてしまい、集中力を欠いたり、意図的に指示を無視することがあります。
飼い主は、犬の興味を引き続けるような方法を見つけ、楽しくトレーニングを進める必要があります。
しつけの一貫性も非常に重要で、ルールが曖昧だと、犬は自分のペースで行動し始め、問題行動が増えることがあります。
4. 吠え声が大きい
小さな体に似合わず、ジャックラッセルテリアは非常に大きな声で吠えることがあります。
特に警戒心が強く、周囲に何か異常を感じるとすぐに吠え始めます。
この吠え声は、小柄な体からは想像できないほど大きく、近隣住民にとっては迷惑となることが多いです。
特に集合住宅に住んでいる場合、無駄吠えが頻繁に発生すると、隣人とのトラブルになりやすくなります。
吠え癖を抑えるためには、しっかりとしたしつけと、一貫した対応が求められます。
また、吠えの原因を理解し、犬が過度に警戒している状況を減らすよう努力することも必要です。
静かな環境を作り出すことで、犬のストレスを減らし、無駄吠えを防ぐことができます。
5. 家庭環境に敏感
ジャックラッセルテリアは家庭環境に非常に敏感な犬種です。
家庭内での変化や不安定な状況に強く反応します。
例えば、家族が忙しくなり、普段よりも関心を持たなくなったり、引っ越しや新しいペットが加わったりすると、犬が不安定になり、ストレスを感じることがあります。
このような場合、犬は暴れる、破壊する、食欲が減る、あるいは不安や恐怖から吠え続けるといった問題行動を見せることがあります。
特に、飼い主が家にいないときに不安を感じやすい傾向があるため、落ち着いた環境を提供し、犬が安心できる空間を作ることが大切です。
家庭環境が安定していないと、犬の精神的な健康に影響を与えることがあり、結果として問題行動が増えてしまうことがあります。
6. 攻撃的になることがある

ジャックラッセルテリアは、十分に社会化されていないと、他の犬や人に対して攻撃的になることがあります。
特に、初めて会う犬や人に対して警戒心を強くし、吠えたり攻撃的な態度を取ることがよくあります。
社会化が不足すると、成犬になったときに他の犬や人とのトラブルが増え、飼い主がその管理に多くの時間と労力を割かなければならなくなります。
社会化とは、幼少期からさまざまな状況に慣れさせることです。
様々な人や犬、場所に触れることで、犬は自分の環境に対して安心感を持つことができ、成犬になったときに落ち着いて対応できるようになります。
社会化が不足した場合、飼い主は積極的に犬を外に連れ出し、経験を積ませる必要があります。
7. 他のペットとの相性が悪い

ジャックラッセルテリアは、特に小動物や猫との相性が悪いことがあります。
元々狩猟犬として使われていたため、強い狩猟本能を持っており、他の動物に対して強い興味を示します。
この本能が活発に働くことで、小動物や猫を追いかけたり、攻撃的な態度を取ることが多くなります。
そのため、家の中で他のペットと共存するのが難しい場合があります。
特に、新しいペットを迎える際には、この狩猟本能を考慮し、適切な対策を講じる必要があります。
飼い主が他のペットとの共存を図りたいのであれば、ジャックラッセルテリアを適切にトレーニングし、他の動物との接触に慣れさせる必要があります。
しかし、場合によっては、他のペットとの共存が難しいこともあるため、その点についても十分に考慮しなければなりません。
8. 健康管理が大変
ジャックラッセルテリアは非常に活発な犬種であり、運動が大切ですが、その分、関節や筋肉に負担がかかりやすいです。
特に、膝の問題や背骨の異常、さらには歯の健康にも注意が必要です。
定期的な健康チェックが欠かせません。
運動量が多いため、疲れやすいことがなくても、過度に運動させると逆に体に負担をかけ、関節に問題が出ることもあります。
定期的な獣医師の診察とともに、家でのケアも重要です。健康管理を怠ると、早期に問題が発生することがあり、特に関節に問題を抱えている犬が増える傾向にあります。
飼い主は、これらの健康問題を予防するためにも、日々の運動量を調整し、バランスの取れた食事を与える必要があります。
9. 過度に興奮して暴れることがある
ジャックラッセルテリアは非常に興奮しやすい犬種です。
飼い主が忙しくて運動や遊びをおろそかにすると、そのエネルギーがうまく発散されず、家の中で暴れることがあります。
家具を噛んだり、部屋の中を走り回ったりして、家の中が破壊されることも。特に、刺激が不足していると、ストレスが溜まり、問題行動を起こしやすくなります。
日々の運動や遊びで犬をしっかりと疲れさせることが、暴れる行動を防ぐために不可欠です。
10. いたずらが多い

Screenshot
ジャックラッセルテリアは非常に知能が高いため、退屈するといたずらをしてしまうことがあります。
家具を噛んだり、家の中で不適切な行動を取ったりします。
知能を活かして遊ばせたり、挑戦的なトレーニングをしたりしないと、退屈して問題行動に繋がります。
飼い主が毎日新しい遊びを提供して、犬の頭を使わせることが重要です。
このような知的刺激が不足すると、いたずらをしてしまうので、飼い主は工夫して犬を楽しませることが求められます。
初心者にはジャックラッセルテリアを飼うのは難しい?

ジャックラッセルテリアを飼うのが初心者にとって難しいかどうかは、実際には「初心者だから難しい」「上級者だから簡単」というわけではありません。
大事なのは、ジャックラッセルテリアという犬種の特性を理解し、それにしっかりと対応できる準備ができているかどうかです。
この犬種は非常にエネルギッシュで元気な性格を持っているので、毎日たっぷり運動をさせてあげることが欠かせません。
散歩や遊びの時間をしっかりと確保できるのであれば、初心者でも十分に飼いこなせます。
また、ジャックラッセルテリアは知能が高く、しっかりしつければ良いパートナーになります。
しつけに時間や労力をかける覚悟があれば、初心者でも問題なく飼うことができるでしょう。

一方で、これまでダックスフンドなどの比較的穏やかな犬を飼っていた経験者にとっては、ジャックラッセルテリアの元気さに驚くことがあるかもしれません。
ダックスフンドは比較的おとなしくて、散歩や遊びの時間もそれほど多くなくて済む犬種です。
そのため、ジャックラッセルテリアのように、常にエネルギーを発散させたがる犬に慣れていないと、意外にもその元気さに戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
元気すぎて部屋の中で暴れたり、散歩中に突然走り出したりするので、飼い主としてはそれに対応するための準備が必要です。
大切なのは、この犬種がどれだけ活発でエネルギッシュなのかを理解し、毎日しっかり運動させる時間と精神的な余裕を持って飼うことです。
そうすれば、ジャックラッセルテリアは素晴らしいパートナーとなり、飼い主との強い絆を築くことができるでしょう。
ジャックラッセルテリアに向いてる人
どうしてもジャックラッセルテリアを飼いたい人へ!
ジャックラッセルテリアは、その小さな体に活発で元気な性格を持つ魅力的な犬種です。
しかし、この犬を飼うには充分な準備と覚悟が必要です。

衝動的に「可愛いから飼いたい!」と思って迎えるのは絶対に避けてください。
もし飼う前にしっかりとした知識を身につけず、覚悟が足りないままで迎えてしまうと、間違いなく後悔することになります。
必ず、ネットだけではなく、本なども使用して知識をできるだけ蓄えるようにしましょう。
衝動買いは絶対にNG!

衝動買いだけは絶対にやめてください!!!
ジャックラッセルテリアの衝動買いは99%後悔すると思います!!!
ジャックラッセルテリアは非常に活発な犬です。
その元気さゆえ、毎日かなりの運動量を必要とします。
もし飼う前に「可愛いから」とだけ考えて迎えてしまうと、毎日の散歩や遊び、しつけに追われて、最初の期待とは裏腹に、手に負えない状況になってしまうことがあります。
最悪の場合、飼い主が犬のエネルギーを発散させられず、ストレスや問題行動を引き起こし、犬自身が不幸になってしまうこともあります。
もう一度言いますが、飼う前にジャックラッセルテリアについてめちゃくちゃ詳しくなくてもいいので、必ずある程度の知識をつけてから飼ってください!

ジャックラッセルテリアによくある誤解
ジャックラッセルテリアには、可愛らしい外見や活発な性格が魅力的な一方で、よくある誤解もあります。以下は、その代表的な誤解です。

誤解1. 「小さいからお世話が簡単」
ジャックラッセルテリアは小さな体を持っていますが、その元気さと活発さはかなりのものです!
頻繁に運動を必要とし、しっかりとしたしつけが求められるため、手軽に飼える犬種ではありません。

誤解2. 「飼いやすい犬だろう」
ジャックラッセルテリアは賢く、学習能力が高い一方で、独立心が強く、自己主張が激しい犬種です。
しつけには時間と根気が必要で、リーダーシップがしっかりしていないと、言うことを聞かないこともあります。
賢いからといって飼いやすいとは限らないので、飼い主がしっかりとした指導をすることが大切です。

誤解 3. 「吠えない」
ジャックラッセルテリアは小さな体ながら、非常に吠える犬として知られています。
特に警戒心が強いため、何かに反応して吠えることが多いです。
おとなしい犬と思われがちですが、実際には無駄吠えが多いことがあります。

誤解 4. 「他の動物と仲良くできる」
ジャックラッセルテリアは強い狩猟本能を持っており、小動物や他のペットに対して追いかける傾向があります。
特に小動物や猫に対しては相性が悪く、うまく共存できないこともあります。
飼う際には、他のペットとの相性にも注意が必要です。

誤解 5. 「自分のペースで生活できる」
活発でエネルギッシュな性格を持つジャックラッセルテリアは、飼い主のライフスタイルにしっかりと合わせることが求められます。
運動や遊びの時間を欠かさないようにしないと、ストレスが溜まり、問題行動を引き起こすことがあります。
日常的にしっかりと運動させる時間が必要です。
まとめ:ジャックラッセルテリアは「飼ってはいけない」犬種なのか?

ジャックラッセルテリアは、決して「飼ってはいけない」犬種ではありません。
しかし、適切な環境としつけを提供できない場合、飼い主も犬もストレスを感じることになります。
しっかりと準備をし、愛情と責任を持って迎え入れましょう。
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