リスザルのトイレしつけはできない?その理由と工夫する方法
1.リスザルのトイレしつけはできないのか?
結論から言いますと、リスザルにトイレのしつけを完全に覚えさせることは、非常に難しいです。
なぜなら、リスザルは自然界では特定の場所で排泄することがないため、ペットとして飼っている環境でも「ここでトイレをする」という認識を持つことがほとんどないからです。
自然界では広範囲を移動しながら生活し、特定の場所で排泄をする習慣がないんですね。
また、リスザルは非常に活発で好奇心旺盛な動物です。
飼い主がトイレを覚えさせようとする間も、遊んだり探索したりすることに夢中になり、しつけの練習に集中するのは難しいのです。
犬や猫のように、「ここで排泄する」という規則正しい行動を学ぶことができる動物ではないため、どうしても「トイレしつけは難しい」という現実に直面することになります。
2.なぜリスザルはトイレを覚えないのか?
1. 決まった場所でトイレをしない習性
リスザルがトイレを覚えない理由の一つは、決まった場所でトイレをする習慣がないということです。
リスザルは自然界で非常に広範囲を移動しながら生活しています。
食べ物を探したり、仲間とコミュニケーションを取ったりしながら過ごし、特定の場所で排泄する習慣が全くありません。
そのため、飼育下でも排泄する場所を特定することが難しく、ケージ内で決まったトイレ場所を覚えるのは非常に難しいのです。
犬や猫はその場所を覚えやすい動物ですが、リスザルはあくまで野生の動物として、自由な行動が求められるため、トイレを覚えるという概念自体が馴染みにくいのです。
2. マーキング行動が強い
さらに、リスザルは排泄行動をマーキングの一部として行うことが多いです。
特にオスのリスザルは、縄張りを示すために尿をあちこちに撒くことがあります。
これがまたトイレのしつけを難しくする要因の一つです。
マーキング行動とは、自分の領域や存在を示すために排泄物を残す行動です。
リスザルはこのマーキング行動を頻繁に行うため、トイレ場所を決めたとしても、その場所ではなく、ケージ内の隅々に尿を撒いてしまうことがよくあります。
つまり、排泄場所を一度決めても、そこにトイレをするという認識が育ちにくいのです。
マーキング行動は、リスザルが自分のテリトリーを確保するために自然に行う行動であり、これはトイレと一切関係のないものです。
そのため、飼い主がトイレをしつけようとしても、リスザルはその習性に従ってマーキングを続けてしまいます。
3.リスザルのトイレしつけができない場合の工夫と対策
それでは、リスザルのトイレしつけができないとき、どのように工夫して生活を快適にできるでしょうか?
完全にトイレを覚えさせることは難しいですが、工夫をすれば少なくとも排泄環境を整えることはできます。
以下に、実際に役立つ方法をいくつか紹介します。
1. ケージ内で排泄場所を分ける
リスザルが家の中で排泄しやすい場所を作ってあげましょう。
例えば、ケージの一角にトイレエリアを設け、そこにはペット用のシートやトイレトレイを配置します。
トイレ用の場所を作っておくことで、リスザルが少しでもその場所で排泄することを促すことができます。
また、寝床や遊び場とトイレの場所を分けることで、排泄が自然とトイレエリアで行われやすくなります。
ただし、リスザルがその場所を覚えるかどうかは運次第であるため、長期的に試行錯誤しながら様子を見守りましょう。
3. トイレタイムを作る
リスザルは、食後や起床後などに排泄することが多いので、そのタイミングを見計らってトイレタイムを作ると良いでしょう。
食事後や目覚めた直後にケージからリスザルを出し、トイレエリアに連れて行きます。
このようにして、「食後はトイレをしに行く」という習慣をつけることができれば、少しずつ排泄をコントロールすることが可能かもしれません。
ただし、これも100%うまくいくわけではないので、リスザルの反応を見ながら柔軟に対応することが大切です。
4. ケージ内の清潔を保つ
リスザルは排泄物の匂いに敏感です。
そのため、排泄物が残った場所に匂いが強く残ると、リスザルはそこを「トイレ」と認識してしまうことがあります。
こまめにケージ内を掃除して、匂いを取り除くことが重要です。
掃除を頻繁に行い、排泄物の匂いが残らないようにすることで、リスザルが「ここで排泄する」という習慣を少しでも減らすことができます。
まとめ
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