うなぎ飼育ガイド:初心者必見!10年以上飼育した私の実体験とおすすめの飼い方
うなぎはその独特な体形と、美しい泳ぎが魅力的で、多くの人々を魅了してきました。
しかし、実際にうなぎを飼うとなると、意外にも多くの準備が必要です。
特に、飼育環境の整え方や食事、健康管理には注意が必要です。

今日は、私が10年以上うなぎを飼育してきた経験を元に、初心者にも役立つ情報を実体験とともにお伝えします。
うなぎの魅力や飼育に関するコツを理解し、うなぎの飼育に成功するために役立つアドバイスをたっぷり紹介していきます。
うなぎってどんな魚?
うなぎは、細長い体型と滑らかな皮を持つ魚で、成長過程によって淡水と海水を行き来します。
学術的には「うなぎ科」に分類され、特に日本では「ニホンウナギ」が有名です。
特徴
うなぎは、最大1メートルにもなる大きな魚で、通常は褐色や黒っぽい色合いをしています。
飼育や養殖が進む中で、うなぎの生態や繁殖方法についての理解も深まってきていますが、野生のうなぎは近年、資源が減少しているため、保護や管理が重要な課題となっています。

飼育にあたっては、うなぎが夜行性であることを理解しておくことが重要です。
昼間はほとんど動かず、暗い場所を好みます。
自然界では夜に餌を探すため、この習性に従って生活しています。
うなぎの寿命は?
うなぎは意外にも長寿命の魚です。

飼育環境が整っていれば、10〜20年生きることができます。
私自身が飼っていたうなぎも、10年以上元気に泳ぎ回っていました。
その寿命を延ばすために大切なのは、適切な飼育環境を整えることです。
水質と水温管理が鍵となります。
うなぎの成長スピード
うなぎは個体差の成長スピードがかなり大きい魚です。

私が飼っていたうなぎは最初の1年はほとんど変化がなかったのですが、3年目に突入してから急激に大きくなり、40センチ以上に成長しました。
成長を早めるためには、栄養バランスが重要です。
特に、人工飼料を使う場合も、栄養価の高いものを選ぶことが重要です。
うなぎは、特に成長期において、栄養をしっかりと摂取することで、体が強く、元気に育ちます。
うなぎの餌について

うなぎの餌としては、冷凍の小魚や人工飼料が一般的ですが、私が飼っていたうなぎには、庭から取ったミミズや冷凍赤虫をよく与えていました。
うなぎは生きた餌を好むので、こういった餌を与えると、とても喜んで食べていました。
特に赤虫は、うなぎの好物で、活発に餌を追いかけて食べる姿がとても可愛らしかったです。
また、ミミズや赤虫は栄養価が高く、うなぎの成長にとっても良い選択肢です。
生きた餌を与えることで、うなぎが本能的に「狩り」をするような形で食事ができるため、ストレスの軽減にもつながると感じました。
庭から取れる自然の餌は、コストもかからず、手軽に用意できるので、私はよくそれらを使っていました。
うなぎってなつく?
うなぎは、一般的に「なつく」ということは少ないと言われています。
しかし、餌を与える時間になると、毎日のようにうなぎが水槽内で非常に活発になりました。

特に、餌の時間に水槽の蓋を開けると、大暴れして喜びます。
その姿がとても可愛らしくて、なんとも愛おしく感じます。
私のうなぎも、最初はどこか冷たい感じがありましたが、餌の時間になると急に元気を出して水面に顔を出してくるのです。
水槽の蓋を開ける音で、すぐに反応して泳ぎ回る姿を見るのは、本当に嬉しくなります。
飼い主に対して好意的に見えることは少ないですが、餌を与えることがうなぎとのコミュニケーションの一つであり、心が通じている瞬間を感じることができます。
とはいえ、うなぎが人懐っこいわけではなく、なつくことはないので、基本的には人間の手を避ける傾向があります。
他の魚と飼ってもいいの?

うなぎは他の魚と一緒に飼うのはおすすめできません。
うなぎは独特な性格を持っており、縄張り意識が強く、他の魚と一緒に飼うとトラブルが起こりやすいです。
特に、うなぎは非常に攻撃的な一面もあり、飼う魚が他の魚と争ったり、うなぎの縄張りに侵入したりすると、非常に強く反応してしまいます。
さらに、うなぎは肉食なので、他の魚を食べてしまうこともあります。
そのため、うなぎを他の魚と一緒に飼うのはリスクが高いと感じました。
共食いする?
私が飼っていたうなぎは、共食いをしてしまいました、、、

ある朝、目を覚ますと、小さいサイズのうなぎがいなくなっており、よく見ると大きい方のうなぎの口から小さいうなぎの尾が出ているという衝撃的な光景が広がっていました。
どうやら、夜の間に大きい方のうなぎが小さい方を食べてしまったようです。
うなぎは自然界でも同種間で争うことがあり、特に餌が足りないときや、ストレスがたまっているときに共食いが起きることがあります。
この経験から、うなぎは単独で飼うのが最も安全で、他のうなぎと一緒に飼う場合には十分に気をつけるべきだということがよくわかりました。
うなぎの飼育に必要な準備
うなぎを飼う準備って、意外と多いんです。
私も最初にうなぎを飼おうと思ったとき、「魚だし、そんなに難しくないだろう」と甘く見てました。
その中でも特に重要だったのは、水槽、フィルター、そして温度管理です。
水槽

まず、水槽は最低でも60cm以上のものを用意した方がいいです。
うなぎは長く成長するので、最初は小さな水槽でも、すぐに窮屈になってしまいます。
私のうなぎも、最初は小さな水槽に入れていたんですが、すぐに動きが制限されて、ストレスが溜まっている様子でした。
それに気づいたので、90cmの水槽に変更してあげたら、ぐんと元気になりました。
フィルター

次に、フィルターの選び方ですが、うなぎは結構汚れやすい魚なので、フィルターが必要です。
私は最初、あまりにも軽いフィルターを使ってしまって、水がすぐに濁ってしまって大変でした。
水の汚れがひどくなると、うなぎの健康にも影響が出るので、フィルターの性能はしっかり選びました。
そして、うなぎの水温管理も欠かせません。
私は最初、水温が低すぎて成長が遅く感じていました。

うなぎは温暖な環境を好むので、22〜28度に水温を保つヒーターを用意すると良いです。
温度が安定していると、うなぎも元気に泳ぎ回ってくれますよ。
うなぎに適した床材
うなぎは砂底を好む魚ですから、最初に選んだ大きめの石がうまくいきませんでした。
うなぎが寝る場所を探して砂の中に潜る時に大きめの石だと体が傷ついてしまうんですよね。
それがすごくストレスになっているのか、動きが鈍くなっているように見えました。

結局、うなぎには小さな砂を敷いてあげるのがベストだと感じました。
砂なら水槽の汚れにも強くうなぎが潜る場所も確保できます。
私の場合は、ネットで買ったアクアリウムの砂を使っていて、うなぎが隠れられる場所や、ちょっとした隙間も作ってあげました。
これがうまくいって、うなぎもリラックスしている様子が見て取れました。
うなぎが体を動かしやすく、隠れる場所も確保できるので、すごく便利でしたよ。
うなぎの飼育で苦労したこと

うなぎを飼い始めた最初の頃、最も苦労したのが水質管理でした。
水槽の水が汚れると、うなぎがすぐに反応して食欲が落ち、元気がなくなるんです。
その頃は水質をしっかりチェックせずに、頻繁に水替えをしていなかったため、うなぎが調子を崩していました。
焦って水を交換しても、すぐには改善されず、うなぎの元気が戻るまでに時間がかかってしまったんです。
あの時は本当に焦りました…。
対策としては、水質試験キットを使って、水中の汚れをしっかりチェックするようにしています。
また、定期的な水替えも欠かさず行うようにしました。
これを続けることで、水質が安定し、うなぎも元気に泳いでくれるようになりました。
うなぎの共食いトラブルとその対策

うなぎは思った以上に縄張り意識が強く、他のうなぎと一緒に飼うと共食いのリスクが高まります。
私も最初、5匹のうなぎを一緒に飼っていたのですが、ある日、小さなうなぎが姿を消し、大きなうなぎの口から小さなうなぎの尾が出ているという衝撃的な光景に出くわしました…。
うなぎが共食いをするなんて予想していなかったので、その後すぐに単独飼育に切り替えました。
他のうなぎ同士を一緒に飼うのはかなり危険だということを実感しました。
ですから、今はうなぎは単独で飼うというポリシーを守っています。
もし複数のうなぎを飼う場合は、水槽を分ける、十分な隠れ場所を提供するなどの工夫が必要です。
それでもリスクを避けるために、私は他のうなぎと混泳しない方が安全だと思っています。
餌や食事のトラブルとその対策
うなぎは意外と食べ物に敏感なところがあります。
私が最初に餌を与えたとき、すぐに食べることもあれば、まったく食べない日もあったりして、「どうして食べないんだろう?」と悩むことがありました。

最初は冷凍の小魚や人工飼料を使っていたのですが、うなぎがどうも生きた餌を好む傾向があることに気づきました。
そこで、赤虫やミミズなどの生き餌を取り入れるようにしたところ、うなぎがすぐに食べ始めました。
生きた餌は、うなぎにとって自然な狩猟本能を刺激するので、食欲も旺盛になります。
私は庭から取ったミミズをあげることが多いですが、あまりにもたくさん与えすぎると、今度は過食になってしまうので注意が必要です。
餌の量を調整しながら、うなぎが元気に食べるように見守っていくことが大切だと感じました。
その他のトラブルとその対策

うなぎは夜行性のため、昼間はあまり元気がないことが多いです。
私も最初、うなぎが水槽の隅でじっとしているのを見て「元気がないのかな?」と心配になったことがあります。
しかし、夜になると元気に動き回るので、昼間の姿勢にあまり不安を感じないようにしています。
また、水温にも気をつけるべきです。
水温が低すぎると、うなぎは活動が鈍くなります。
私も最初、あまり水温を気にせず飼育していたのですが、うなぎの動きが遅くなってきたので、すぐにヒーターを使って水温を安定させました。
22〜28度に保つようにすると、うなぎも活発に動き回り、健康的に育ちますよ。

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うなぎの飼い方まとめ
うなぎを飼うには、いくつかのポイントを抑えることが大切です。広めの水槽とフィルター、温度管理が基本的な準備です。
それから、うなぎが快適に過ごせるように、隠れ場所や適切な床材を用意してあげましょう。
うなぎとの生活は、手間がかかるけれども、その分得られる喜びも大きいです。
餌を与える時間に元気よく動き回る姿を見たり、長い年月を共に過ごすことで、うなぎとの絆が深まるんですよ。
うなぎを飼いたい人は、焦らず、じっくりと飼育していくことが大切だと思います。
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